2019年 06月 10日
刺繡を掛け軸に
アンティークショップで見つけた花束刺繡のフランスの幅広いリボン。
帯の裏側に使う華やかな色の繻子を二色つかって軸にしてみました。
光沢があって鮮やかな緑と紫でしたが、出来上がってみると思いのほか
落ち着いた作品になりました。
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by izumi-hyousou
| 2019-06-10 18:13
2019年 06月 10日
刺繡を掛け軸に
アンティークショップで見つけた花束刺繡のフランスの幅広いリボン。
帯の裏側に使う華やかな色の繻子を二色つかって軸にしてみました。
光沢があって鮮やかな緑と紫でしたが、出来上がってみると思いのほか
落ち着いた作品になりました。
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by izumi-hyousou
| 2019-06-10 18:13
2019年 04月 30日
小さい作品を掛け軸に仕立てる
掛け軸は、小さい作品でも飾れるように仕立てます。
今回は特別小さいものを例にとりました。
布の力を借りて、楽しくてやめられない表装の世界です。
この画は明治時代、さる奥方様がお描きになったもの。
縦4センチ 横8.5センチ の小さな 春の三山
表装では小さいものは台紙張りといって、二番唐紙という薄い紙に貼りこみます。
参考までに周りの裂は江戸時代の銀襴、とても貴重なものです。
(黒っぽく変色しているところが銀です)
これは幅 2㎝ の古い和歌の上の句だけの断簡
周りをアールヌーボー風の赤と黒の布(多分 羽織裏)
その周りは 黒地に水玉の字模様がある 新作表装布
どちらも、布の力とデザイン、取り合わせで作品となります。
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by izumi-hyousou
| 2019-04-30 00:28
2019年 02月 20日
お雛様 掛け軸
15年位前に、雪降る京都を一人でうろうろしていた時、
古書画店の店先で見つけた小さいお雛様の短冊。
その時近くの古裂屋さんで古い帯地も見つけました。
表装をはじめて数年しかたっていない頃です。
ワクワクしながら夢中で作りました。
女雛は薄墨色の衣装に襟元だけに赤をきかせ、男雛はピンクやグリーンで
華やか。なんともしゃれています。明治時代の作品です。
周りの中廻しは、江戸時代の帯地。かなり傷んだ所があり、切ったり継いだりして
作り上げました。
上下の天地裂はクリーム色、軸先は朱色で明るく仕上げました。
最近は、このような書画作品や古布を手に入れるのが大変困難になりました。
「古き美しきもの」が音を立てて無くなっていく昨今。
微力ではありますが、少しでも目に留めて頂ければと思っています。
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by izumi-hyousou
| 2019-02-20 21:49
2019年 01月 13日
ブルーノ ムナーリ展
お正月明けに世田谷美術館に行ってきました。
ブルーノ ムナーリ展です。
20世紀はじめの混沌とした美術界の中、未来派の一員としてミラノで作家活動を始めました。
イラストレーター,グラフィックデザイナー、アートディレクター なんでもこなす
才能は羨ましいかぎりです。ともかく頭が柔らかく、発想が素晴らしい。
彼が掛け軸を作ったらどんな作品になったかしら?考えるだけでも楽しいです。
旅行のための彫刻
彫刻が軽くて折りたため、旅先に持って行かれるのです!
旅行のための彫刻
一枚の紙に切り込みを入れて折ったもの。
旅行者はどこへ行ってもこの作品を広げて飾ることで、
自分自身の文化的な環境を取り戻す事ができるのです。
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by izumi-hyousou
| 2019-01-13 23:43