2018年 05月 01日
今回の個展に協力していただいた作家 2
もう1人の方はペン画の 伊藤 真弥さん。
お若い方で、農業に携わりながらペン画を描いたりピアノを弾いたり、
という生活をしていらっしゃます。
pendekuroie というシリーズの無題の作品を掛け軸に仕立ててみました。
下の作品は 平行な曲線で出来た模様が浮揚していく感じ。
黒くて白糸が出ている現代のテキスタイルを使用しました。
縦に入れた朱色は、江戸時代の絹。
軸先も、作家物です。
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by izumi-hyousou
| 2018-05-01 22:28
2018年 05月 01日
今回の個展に協力していただいた作家 1
今回協力して頂いたアーティストは
彫刻家の田中 毅さん。
魅力的な石の作品を作られる方の、可愛い木版画です。
普段は使わない材料を用いたり、色々とデザインを考えて楽しみました。
厚めの和紙に摺られていたので、まずは裏からなるべく薄く均一になるように
剥していきます。
作品1 蟻武者
武者なので、真ん中は茶色のフェイクレザーを使いました。
両端は男物の着物古裂ですが、なにせ可愛いので 赤白プリント布を
間に細く挟んでいます。
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by izumi-hyousou
| 2018-05-01 21:41
2018年 04月 15日
軸のデザイン
今回、個展の案内状に使った掛け軸のデザインについて
書いてみようと思います。
本紙は上部に薄っすらと月が描かれた画。
全体はシンプルに墨色にして、柔らかな月の光を表現するため、
風帯(ふうたい 軸の上から下がっている二本の細い帯)に
細工を施すことにしました。
金や銀の表装裂では強すぎ。銀箔もベタで光りすぎ。
そこで風帯も墨色にして、スワロフスキーのクリスタルビーズ
を散りばめる事に決定。
風帯は途中で折れるので、全部のビーズが一度に光らず、所々が
キラキラします。
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by izumi-hyousou
| 2018-04-15 21:11
2018年 04月 01日
個展のご案内
二年前にブログを立ち上げたのですが、諸事情あって中断していました。
今年2018年6月1日から7日まで、
前回と同じ千駄ヶ谷ギャラリーで個展をすることになり、
ブログを再開しますので、宜しくお願い致します。
最近の気候の変動は、体の不調のみならず、
掛軸制作にも影響大で苦労していますが、
経験がお勉強ということでラストスパートにはいりました。
取り敢えず案内状が出来ましたので、ご参照ください。
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by izumi-hyousou
| 2018-04-01 22:56
2016年 10月 10日
写真を掛け軸に
写真でも掛け軸は作れます。
写真を水に浸けて薄いフィルム状にしたりと、手間はかかりますが、
額に入れて飾ったものとは違った世界が広がります。
制作している私もワクワクしますよ。
建築家が写したガウディの作品。
窓から建物を覗いてる感じにデザインしました。
息子さんが小さい頃に描いた怪獣の絵。
大きくて厚い紙だったので、
それぞれを写真に撮って軸装しました。
ピアニストのママの演奏に合わせて、
怪獣が行進しているイメージです♪
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by izumi-hyousou
| 2016-10-10 10:30